SUBW 命令 (Subtract 16bit Memory from Accumulator)
オペランドに指定された16ビット値をアキュムレータから減算し、結果をYAペアに返します。

SUBW オーバーロード
オペコード 構文 アドレッシングモード バイト数 命令サイクル 注
9A
SUBW YA, dp
Direct Page
2
5

 
フラグ変化
nv--h-zc

n: YAペアのMSBがセットされる
v: サインドオーバーフローがあった場合にセットされる
h: Aレジスタのbit4からbit3への繰り下がりが発生しなかった場合にセットされる
z: 演算結果が0の場合にセットされる
c: 算術オーバーフローがなかった場合にセットされる
解説
SUBW命令はオペランドで指定された16ビット値とYAペアの間で差を取り、YAペアに結果を返します。
演算の結果、ビット16への繰り下がり、すなわち算術オーバーフローがなかった場合はオーバーフローフラグはクリアされ、キャリーフラグがセットされます。
また、演算の結果、符号が意図しないものとなった場合、すなわちサインドオーバーフローがあった場合はオーバーフローフラグがセットされ、キャリーフラグはクリアされます。
なお、キャリーフラグの状態にかかわらず、SUBW命令は指定された値のみを引きます。

参照