RTL 命令 (Return from Subroutine)
スタックからプログラムバンクレジスタおよびプログラムカウンタの値を取得し、アセンブリの実行位置を変更します。

RTLオーバーロード
オペコード 構文 アドレッシングモード バイト数 命令サイクル
6B
RTL
Stack
1
6

 
フラグ変化
--------

この命令はステータスフラグを変更しない。

解説
RTL命令は、プログラムバンクレジスタとプログラムカウンタの値をスタックから取得することによってプログラムの実行位置を変更します。
一般的にはJSL命令による関数呼び出しを受けて、その関数から呼び出し元への復帰命令として記述されます。
また、PHK命令やPEA命令などによって手動でアドレスを指定してからRTL命令を実行することでジャンプを実行することもできます。この方法はコーディング上サブルーチン化しづらい場面などでの複雑なジャンプに有効です。

参照