RTS 命令 (Return from Subroutine)
スタックからプログラムカウンタの値を取得することで、アセンブリの実行位置を変えます。

RTSオーバーロード
オペコード 構文 アドレッシングモード バイト数 命令サイクル
60
RTS
Stack
1
6

 
フラグ変化
--------

この命令はステータスフラグを変更しない。

解説
RTS命令は、プログラムカウンタの値をスタックから取得することによってプログラムの実行位置を変更します。
一般的にはJSR命令による関数呼び出しを受けて、その関数から呼び出し元への復帰命令として記述されます。
また、PEA命令などによって手動でアドレスを指定してからRTS命令を実行することでジャンプを実行することもできます。この方法はコーディング上サブルーチン化しづらい場面などでの複雑なジャンプに有効です。

参照